
新作の「射鵰」映画公開記念として、新文芸坐さんが2003年版の射鵰英雄伝ドラマ版を上映するとのことで観てきました!
といっても私は20年前のケーブルTV放映時に何度も本作を観てたし、DVDボックスも持ってるので、もう内容的には殆ど語ることなんてないんですが、大画面で楽しめるのと、入場特典の人物相関図が欲しかったので思わずチケット買ってしまいました。
この人物相関図、往年のケーブルTV放映時代にあったドラマ公式サイトにあったやつなんですよね~。懐かしすぎ。
ちなみに私の射鵰ドラマ歴なのですが、フルで観たのは
83年版(「鉄血丹心」「東邪西毒」「華山論剣」の三部作)
03年版
08年版
17年版
24年版(金庸武侠世界 鉄血丹心)
です。未視聴のドラマ版で有名なのは多分張智霖さんの94年版だけだと思う。
あくまで個人的な感想ですが、完成度が高い射鵰ドラマ版の共通項は「導入部をすっ飛ばさずきちんと映像化しているか否か」だと思ってます。金庸小説は主人公の誕生前、あるいは幼少時代から話が始まる作品も多いのですが、ドラマだと主演の出番をあんまり遅くし過ぎるのは良くないという視聴者配慮なのか、導入部を切り捨てるパターンも結構あります(08年版、24年版など)。その点、03年版はぶっちぎりに丁寧で、原作では会話でしか語られなかった丘処機の奸臣襲撃から始まり、郭・楊両家の場面では曲霊風との近所つき合いや彼の正体といった細かいところも描写し、丘処機と江南七怪のバトルも完全再現、蒙古におけるチンギスハーンの話も省略なし、そんなわけで郭靖が江南七怪との出会いを果たすのもようやく5話になってからです。恐らく03年版のドラマで原作から省かれたのは、段天徳が枯木大師から焦木大師のもとへ避難するくだりくらいだと思います。原作では枯木は段天徳の伯父ですが、03年版では焦木が枯木の役割を兼ねてます。このあたりは映像化するとテンポが悪いので統一したのでしょう。
17年版なんかは必要な場面だけを綺麗に抽出していてすっきりしてるため、初めて射鵰を観る方にはオススメだと思うのですが、やっぱり原作ファンが喜ぶのは細かい部分まで拾い上げてる03年版だと思います。
今回の新文芸坐さんの上映は1話から3話まで。何度も観てたはずなのに丘処機が郭・楊二人に短剣を送るくだりとか、砂漠の出産とか、郭靖が父親を呼ぶ場面とかはやっぱりうるっときてしまう。
包惜弱役の何晴さんが昨年末にお亡くなりになったことも思い出してまた涙。
あとはもう序盤は丘処機フィーバーですよ! 本人は大真面目なんだろうけど言うことやることメチャクチャ過ぎて笑える。大好き。
まあ何が言いたいかと言うと、03年版射鵰はやはり傑作ドラマだな~ということです!