最強のガールズバンド バングルスについて語ってみる

ほぼ中国ネタばかりのブログですが、たまには音楽のことなんかも。
洋楽好きの方なら、1980年代に一世を風靡したガールズバンド・バングルスの名を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。彼女達の名を知らなくても、よく結婚式BGMに使われる「Eternal Flame」や、ちょっと前にジョジョの奇妙な冒険でエンディングに使われた「Walk Like An Egyptian」のバンドです、と言ったらわかるかも。
私にとっては、ガキンチョの時にたまたまラジオで流れている「Eternal Flame」のを聞いて、凄くいい歌だったけれど誰が歌ってるのかもわからず…録音していたのをタワレコのお兄さんに聞いたら一発でベストアルバムを持ってきてくれた(かっこいい)…なんて個人的に印象深い思い出もあります。
そんなバングルスの魅力についてちょっと書いてみます。

バングルスは四人のメンバーで構成されています。
スザンナ・ホフス
デビー・ピーターソン
ヴィッキー・ピーターソン
マイケル・スティール
この中で最も知名度があるのはスザンナ・ホフスだと思います。バングルスはみんな歌も楽器も出来るので、曲ごとにリードヴォーカルをするメンバーも違うのですが、人気があって売れてる曲は大抵スザンナがメインの時です。

The Bangles – Eternal Flame (Official Video)

試しに代表曲の「Eternal Flame」を。
このスザンナの甘い独特な声がとにかく素敵。こんな可愛い歌声で、結構色っぽい大人な歌詞の曲を歌うからギャップが凄い。
ギャップと言えば、声だけで無く見た目もそうです。スザンナ・ホフス、ジャケットやビデオを見れば一目瞭然なのですが、滅茶苦茶背がちっちゃい。特に他メンバー三人と並ぶとその小ささが一層強調されます。それにバンドをやってる女子とは想起させにくいドレススタイルのファッション。こんな女性がギター抱えてガンガン弾きこなしながら色っぽい歌詞を歌ったりするので、もうギャップ萌えのレベルが振り切りすぎて凄いです。作られた可愛さじゃ無くて、自然と出来上がってしまう可愛さ。これがスザンナ・ホフスの魅力! なのです!

で、実際このバングルスはガールズ・バンドとして破格の成功をおさめたんですが、なんと人気絶頂期にあっさり解散してしまいます。活動中に出したアルバムもたったの三つだけ。
解散理由は色々言われてますがメンバー同士の確執が有力です。前述したように、バングルスのメンバーはみんなソロでもやっていける実力者なんですが、ヒットしてからはスザンナの人気が突出してしまい、それが軋轢に繋がってしまったようです。本当はみんな平等な立場で音楽出来れば良かったのでしょうけど、セールスやファンの期待がそれを許してくれなかった、といったとこでしょうか。まあ、かくいう私もスザンナがリードヴォーカルやってる曲の方が好きではあるんですが…。
しかし、スザンナが真価を発揮出来たのはやはりバングルスの中にいてこそでした。解散後はソロで活動しますが、彼女一人ではやっぱり何か物足りない。スザンナの個性はバングルスのメンバーがいるから輝くのです。
後にバンドは再結成を果たしますが、みんな大人になってしまったせいか、やはり当時の彼女達にしか生み出せなかった熱量や勢いは感じにくい。バングルはあの時代の、あのメンバーだから成功出来たのだと思います。
とはいえ、音楽界に嵐のように生まれ、そしてまた嵐のように去っていったからこそ、バングルスは今なお愛されるバンドなのです!

個人的にオススメ名曲

The Bangles – Eternal Flame (Official Video)

「Eternal Flame」。記事の最初にもあげた曲。バラード調のあまーい歌です。歌詞も甘々。確かに結婚式にぴったり。スザンナはもちろんなんですけど、サブの三人がいてくれるおかげで素晴らしい曲になってます。

I'll Set You Free

「I’ll Set You Free」。恋の終わりを歌った曲。やはりスザンナメイン。歌詞が滅茶苦茶好きです。

The Bangles – Manic Monday (Official Video)

「Manic Monday」。バングルスの中でも有名な曲の一つ。今でも時折ラジオやお店で流れているのをよく聞く。刺激的な歌詞が特徴。甘ったるいスザンナの声でその刺激は倍増する。

The Bangles – If She Knew What She Wants (Official Video)

「if she knew what she wants」。男性視点?から見た女子の気持ちを歌った曲。まあ、ここで歌われている彼女は結構変わり者というか攻略が手強い系の女子な感じですが。